あれ? ひょっとして、シャインマスカットの大きさって……
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あれ? ひょっとして、シャインマスカットの大きさって……
綺麗な緑色、大粒で種無し、皮ごと食べられる、甘くて美味しいシャインマスカット。
まもなく収穫され、流通に乗り始める大人気のぶどうだ。
さて、市場や贈答の品、自分へのご褒美で購入した際、
皆様はお気づきになられないだろうか?
「あれ? なんだか、大きさがだいたい同じのような……」
そう、シャインマスカットの大きさは、徹底した品質管理で揃えられている。
今回はその理由についてお伝えしていこう。
大きさを揃えることに、美味しさの秘密あり!
手に持った時ずしりと感じる重さ、見た目もリッチでボリューミー。
果汁もたっぷりで、食感もさっくり、味も良く、香りも爽やか。
そんなシャインマスカットを育てるには、「大きさ」を整える必要があることを、ご存知だろうか。
ぶどうの花が開き出す頃、5月。
花は沢山の蕾が鈴なりとなって生まれて、これが咲いて受粉すると、一花一花が実となる。
この時、鈴なりとなっている蕾(花穂という)のいくつかを切り落とし、
将来、実るシャインマスカットの数を調整する作業が行われている。
なぜだろう?
理由は、「実の数と房の大きさを管理することで、実へ栄養分を沢山送る」ためだ。
長く伸びている形の花穂を、そのままにしておくと、
栄養分が房全体に行き渡らず、花が散ってしまったり(花ぶるいと呼ばれる)
実が小さく、甘みの少ないものになったりしてしまう。
花ぶるいや、未熟な実を作らないためにも、花穂の調整が必要なのだ。
また、調整にはこんなメリットも有る。
房の大きさを揃えることで、運搬しやすくなり、
皆様の元へ美味しいシャインマスカットを届けやすくなるのだ。
(参考HP 農研機構 「愛知県農業総合試験場 シャインマスカットの無核栽培マニュアル」)
(参考HP 山形県_農研機構成果情報_H19 「ブドウ「シャインマスカット」の無核栽培における花穂整形法」)
(参考PDF 大阪府 「「シャインマスカット」の栽培マニュアル」)
美味しくするための、方法いろいろ
素晴らしいシャインマスカットを作るために、行われている作業は様々ある。
冬場から行われる土作りや、葉や芽、伸びてきた枝やつるの管理、病害虫への対策。
ぶどうの実を守るためにかける紙袋の色を、変えることで、
色付きをコントロールして、長い期間収穫できるようにしたり。
収穫後、水を入れたプラスチック容器で軸を覆うことで、
果実の瑞々しさを保ち、クリスマスシーズンでも美味しいシャインマスカットを
提供しようとする試み、など。
美味しくするための色々な方法は、日夜研究されている。
(参考PDF 農研機構 新技術を導入した「シャインマスカット」栽培マニュアル)
シャインマスカットへ情熱を
私達「Hoshina Farm」は、
シャインマスカットを初めとして、ナガノパープルやクイーンルージュといった
美味しいぶどうを、長野県で育てています。
スタッフが丹精込めてお世話をしたシャインマスカットは、
甘さも高く、食感も抜群、香りも芳醇な素晴らしい果実となっております。
昨年度は、一房一房計量してから、全国、東京、北海道、沖縄、離島にお届けしました。
お慶びの声もたくさんいただき、本当に嬉しい限りです。
2022年も、情熱をかけてシャインマスカットの栽培を行いました。
予約販売を開始しております。ご興味ある方は、下記のリンクよりどうぞ。
美しいぶどうを、ぜひご覧ください。
暑さ厳しい季節ですが、シャインマスカットはぐんぐんと成長を続けています。
実りの季節をどうか、今しばらくお待ち下さい。