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長野県発。ぶどうの『三姉妹』とは?

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長野県発。ぶどうの『三姉妹』とは?

2021年9月にJA長野県本部が、長野県生まれの品種「クイーンルージュ」、「ナガノパープル」と、
全国的に知名度が高まってきた「シャインマスカット」の3種類のぶどうを「ぶどう三姉妹」と商標登録した
というニュースをご存知だろうか?

全国農業協同組合連合会が直営している飲食店「みのりカフェ」、「みのり食堂」では、
フルーツサンドやパフェなどぶどう三姉妹を使ったメニューを、2021年9月から10月にかけて提供したという。
どれも種がなく皮ごと食べられることから、宝石のような見た目を生かして、そのままスイーツに加工されたようだ。

人気と注目集まるぶどう三姉妹。それぞれの品種について、特徴をまとめてみた。

シャインマスカット

近年口コミで知名度が高まり、長野県以外でも栽培されるようになり、
今や大人気となっているのが、シャインマスカットである。
翡翠色の見た目から「食べる宝石」とも呼ばれるようになり、
上品かつ爽やかな甘みの果汁と、特有のマスカット香を楽しむことができる品種だ。

翡翠色をした皮には「レスベラトロール」というポリフェノールが含まれている。
レスベラトロールには強い「抗酸化作用」があるといわれていて、特にお肌に嬉しい効果が期待される注目の物質である。
主な効能は抗炎症作用で、肌のかゆみやできもの、赤みを抑えてくれるといわれている。

さらに、栄養面にも注目してみたい。
シャインマスカットにはビタミンCの他にも、ビタミンB1、B2が多く含まれている。
ビタミンCにも抗酸化作用があるため「アンチエイジングケア」効果が期待できる。
さらに、ビタミンB1には糖質を代謝するはたらき、B2には脂質を代謝するはたらきがあることから、
ダイエットにもおすすめであるといえる。

ナガノパープル

今現在長野県での栽培が中心となっており、畑に水分が多いと他のぶどうに比べて実が割れやすく、
栽培が難しいため、レアな品種とされているのが「ナガノパープル」だ。
味は、先述したシャインマスカットとは対照的に、濃厚でジューシーな甘味と、皮の渋みのマリアージュが特徴である。

巨峰によく似た「濃い紫色」が特徴的だが、紫色の皮には「レスベラトロール」の他にも
「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノールが含まれている。
アントシアニンは、目にいい物質として有名であろう。
アントシアニンが目の周りの筋肉の緊張をほぐして、血流を促してくれるため、
眼精疲労の軽減や、眼病・視力低下の予防に効果があるとされている。

クイーンルージュ

クイーンルージュは、平成31年(2019年)に正式に品種登録されたばかり。
ご存じの方はぶどう通だ。

クイーンルージュも長野県でしか栽培できないぶどうだが、ナガノパープルよりも生産量が少なく、
非常に珍しいぶどうである。
シャインマスカットを親に持つが、その甘さは時には糖度20度超えと、
シャインマスカットやナガノパープルを凌ぐほど濃厚な味わいだ。

果皮はロゼワインのような赤紫色をしていて、宝石に例えるとするなら、ガーネットのよう。
クイーンルージュは赤系ぶどうに分類されているため、黒系ぶどうであるナガノパープルと同様に、
アントシアニンやレスベラトロールを豊富に含んでいる。

まとめ

私たち 「Hoshina Farm」 では、シャインマスカットとナガノパープルの生産・販売を行なっております。
昨年度は、東京ルミネで販売会を開催させていただいたほか、北海道や沖縄、さらに離島からも注文があり、
全国各地のお客様に、美味しいシャインマスカットとナガノパープルをお届けいたしました。
今年も、皆様に美味しいぶどうを楽しんでいただけるように、準備を進めているところです。

ぜひ、シャインマスカットとナガノパープルという、
見た目も風味も、味も違う2つのぶどうを、食べ比べてみていただけると嬉しいです。

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