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堂々登場! クイーンルージュ!

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堂々登場! クイーンルージュ!

皆さんは「クイーンルージュ」(写真右側)というブドウの品種についてご存知だろうか?
ブドウの中では珍しい、少し細長い実で、皮は鮮やかな深紅色、
香り高く、その甘さは時にシャインマスカットを超えるほどとも言われる。

このブドウは、2019年に品種登録され、本格的な流通は今年から。
そんなクイーンルージュの特徴について、今回は皆さんに紹介していこう。

その特徴と甘味

「クイーンルージュ」、ブドウ界に現れた赤いニュースター。
特徴的な細長い実は、赤く、種無しで栽培され、
その味わいは、皮はパリッとしていてほとんど口に残らず、
香りは爽やか、果肉は、酸味が少なく、シャインマスカット以上に甘い。
一粒の大きさもボリューミーで、12〜13g。
(よく知られる「デラウェア」が、一粒1.7gほど)

クイーンルージュの粒は、「年々大きくなるのではないか?」と注目されている。

長野県のみで栽培されています

今、話題を集めつつあるクイーンルージュであるが、
このブドウが生まれた場所は、冷涼な気候で知られる「長野県須坂市」。
なんと、現在「長野県」でのみ、栽培が許されている貴重な品種なのである。

クイーンルージュは、
「シャインマスカット」と「ユニコーン」というブドウをかけ合わせて作られた。
2008年に交配が成功し、そこから時を重ねること2019年、
ようやく品種として登録された。

シャインマスカットの特徴である「爽やかな香り」、「素晴らしい食感」、「大粒」と、
ユニコーンの特徴である、「細長い実」、「真っ赤な果皮」を、
受け継いで生まれた「クイーンルージュ」。

この「クイーンルージュ」という財産と、農家の利益を守るため、
現在、長野県以外への苗の持ち出しは禁止されている。

折った、切った枝についても、適切に処分(粉砕・償却)して
接ぎ木に使われないよう、注意が呼びかけられている。

クイーンルージュの活躍にご期待を

流通が始まったばかりの「クイーンルージュ」。
他のブドウ……シャインマスカットやナガノパープルのように、
ケーキに使われたり、時には丸ごと凍らせてスムージーとして提供するといった、
商品展開のバリエーションは、まだ少ない。

そのままでももちろん魅力的だが、流通が本格化すれば、
爽やかな香り、高い甘味、そして果皮の色を活かした商品となり、
皆様の前に登場する日も来るだろう。どうか、楽しみに待っていただきたい。

私達「Hoshina Farm」では、
新品種「クイーンルージュ」のみならず、
人気の高い「シャインマスカット」、「ナガノパープル」も育てています。
今年は残念ながらクイーンルージュの出荷予定はありません。
申し訳ありません。来年度の成長にご期待ください。

信州長野の流麗な空気と水で育ったブドウは、味わい抜群!
昨年のものは、味見を行ったスタッフからも大好評。
東京や北海道、沖縄からのご注文もあり、とても忙しい日々を過ごしていました。
大変ありがたい限りです。

ここまでブログを読んでくださり、ありがとうございます。
まだ皆様に知られていないぶどうの魅力を、これからも伝えていきたいです。

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