シャインマスカットとマスカットの違い
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シャインマスカットとマスカットの違い
「シャインマスカット」と「マスカット」の違いはなんだろう？
結論から言うと、根本的に品種が違うのである。
見た目はそっくりの両者だが、それぞれに個性があり、詳しく調べていくうちに様々な特徴があることが分かった。
今回のブログでは、「シャインマスカット」と「マスカット」のバックグラウンドを知り、そのルーツについて歴史を遡っていこう。
マスカットのルーツ
そもそも、ブドウにはヨーロッパブドウと、アメリカブドウがある。マスカットはヨーロッパブドウに分類され、
そのルーツは地中海地方生まれのブドウなのである。
マスカットという名前の由来は、ムスク（麝香）から来ており、特徴的な爽やかな香りが名前の由来となっている。
そのマスカットの中でも、特に品質が高いものとして挙げられるのが「マスカット・オブ・アレキサンドリア」だ。
果物の女王と称されるほど希少なものとされ、あの世界三大美女の一人クレオパトラにも愛されたほどであった。
ところで、皆さんはマスカットと言うとどのようなイメージを持っているだろうか？
おそらく、白色系のブドウを見て、マスカットと思われるのではなかろうか？
しかし、マスカットの中には紫色の皮を持つものもあり、見た目では判断できないのだ。
そのため、マスカットを分類する際は、香りの種類で分類するといいだろう。
シャインマスカットのルーツ
一方、シャインマスカットは「安芸津２１号」と「白南」を交配して誕生したブドウで、２００６年に品種登録された。
シャインマスカットの親である、「安芸津２１号」はアメリカ系ブドウである「スチューベン」と先述したヨーロッパブドウの
「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を交配した日本で誕生したブドウである。
シャインマスカットは、ヨーロッパブドウとアメリカブドウのハイブリット品種かつ、日本で生まれた新品種なのだ。
そして、一般的なマスカットと違う一番大きな点は、やはり種がなく皮ごと丸々食べることが出来るという点ではないだろうか。
シャインマスカットは皮が薄く、種もないので冷凍して食べても美味しく食べることができ、スムージーにしたり、丸ごとお餅に包んで大福にしたりと、様々な調理方法で楽しむことができる。
シャインマスカットの香り
シャインマスカットとマスカット、ここまで両者の違いを見てきたが、特徴的な香りについても触れていこう。
先述した通り、マスカットの名前の由来はその独特の香りに由来するものなのだが、シャインマスカットはマスカットと比較して、マスカット以上に香りが強いのだ。
芳醇な香りと、マスカットと同等かそれ以上の糖度を誇るシャインマスカットは、まさにブドウの女王と称されるにふさわしい、フルーツ界の奇跡の産物と言っても過言ではない存在なのである。
まとめ
シャインマスカットは、マスカット・オブ・アレキサンドリアを先祖に持つことにより、その特徴を引き継ぎ、共通点もいくつかあるが全くの別物ということが、今回のブログでお分かりいただけただろうか？
さて、季節は夏になり、シャインマスカットの生育も最終段階となっており、Ｈｏｓｈｉｎａ Fａｒｍの農園でもブドウ達はスクスクと育っております。
東京を始めとした首都圏の皆さん、また昨年Ｈｏｓｈｉｎａ Fａｒｍのブドウを購入していただいた全国の皆さん、今年も期待を裏切らないブドウを絶賛栽培中でございます。
私達Ｈｏｓｈｉｎａ Fａｒｍのスタッフ一同腕によりをかけて、日々の農作業に精を出しております。
ここまで本ブログを読んでいただきありがとうございました。