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続々生まれる! シャインマスカットの子孫達をご紹介!

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続々生まれる! シャインマスカットの子孫達をご紹介!

見た目も翡翠色で美しく、粒も大きくて、果肉もとびきり甘い「シャインマスカット」。
早いものでは、6月頃から出荷されるものもある。
そんなシャインマスカットに、続々「子孫」が生まれていることを、
皆さんはご存知だろうか。

今回は、その特徴が多くの人に受け入れられ、喜ばれたシャインマスカットと、
その「良さ」を受け継ぐ子孫達について紹介していきたい。

シャインマスカットの「良さ」って?

子孫達の紹介に入る前に、
改めてシャインマスカットの「良さ」について触れていこう。

シャインマスカットは、2006年に品種登録をされたブドウで、
「ブドウ安芸津21号」(大粒、食感が良い)と
「白南」(薄緑色で大粒、味が良い)が、かけ合わさって生まれた。

シャインマスカットの「良さ」として、
一粒一粒が大きくて(12〜15g)
果肉がさっくりとしていて食べやすく(「崩壊性」と言われる特徴)、
味わいは甘みが強く、酸味が少なくて、
種がなく、皮が薄くて渋みもないため、丸ごと食べられ、
良い香り(マスカット香)を持ち、
日本特有の気候である「長い雨」にも、病気にも、実割れにも強くて、
収穫してから、日持ちする……という、特性を持っている。
まるで夢のようなブドウである。

これは、美味しさを持つ「ヨーロッパ産ブドウ」と
病気への強さを持つ「アメリカ産ブドウ」の、
互いの良い特徴を求めてかけ合わせ、品種改良していった結果である。

かくして生み出されたシャインマスカットは、
皆さんが知るように多くの人から受け入れられ、人気を博している。

栽培されている面積で説明すれば、2013年度調べで、
総栽培面積は約570ヘクタール。
(1ヘクタール=10000平方メートル)

黄緑色のブドウ品種の中では栽培数第1位となり、
今日本で栽培されている「全品種」の中でも「第5位」に入る数値だ。

「良さ」を受け継げ! 子孫達!

さて、シャインマスカットの「良さ」を振り返ったところで、
今現在生み出され続けている「子孫」達について触れよう。

シャインマスカットに続く新たな人気品種を作ろう! と、
様々な品種改良が取り組まれている。
そうして生まれたブドウは、凄まじい種類となった。
ここに、一例を挙げていこう。
2018年時点では

 赤色のブドウ
・コトピー
・マイハート
・クイーンセブン
・ヌーベルローズ

 緑色のブドウ
・天晴(あっぱれ)
・ゴールドフィンガー
・ジュエルマスカット
・マスカサーティーン

など。ここに取り上げていないブドウもまだまだある。
皮の色も様々、味わい豊か、香り抜群の子孫達が続々生まれているのだ。

私達「Hoshina Farm」が育てている品種、
「クイーンルージュ」も、シャインマスカットの血を受け継ぐブドウの一つ。
ルビーを思わせる深紅の見た目が特徴で、種無しで皮ごと食べられ、
甘味は時にシャインマスカット以上となる、ブドウ界の新星だ。
長野県で生まれたこの品種は、2022年、その栽培数を増やしている。

シャインマスカットは、これからも成長し続ける

「良さ」を振り返りながら、その血を受け継ぐ新品種の紹介もしてきたが、
いかがだっただろうか。

長年の苦労の末、生み出されたシャインマスカットは、
これからもその素晴らしい特性をブドウの世界に広げていくだろう。
全く新しい美味しさに出会える日も、近いかも知れない。

「Hoshina Farm」では、シャインマスカットの他に、
深紅のクイーンルージュ、濃い紫のナガノパープルを育てています。
信州長野のたっぷりの日差しを浴びて、現在果実は成長中!
今年も、抜群の甘さをもったブドウを、
東京や北海道、沖縄や離島に届けられたらと考えています。

いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
日々変わっていくブドウの情報を、これからも皆さんにお伝えしていきたいです。

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