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クイーンルージュを生み出した「長野県果樹試験場」って?

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クイーンルージュを生み出した「長野県果樹試験場」って?

2019年に登録されたばかりの品種、「クイーンルージュ」。(写真右側)
赤く細長い実が特徴で、皮まで食べられる種無しの甘いブドウだが、
それを開発した機関について、皆さんご存知だろうか。
その場所とは「長野県果樹試験場」と言う。

「長野県果樹試験場」について

長野県には「農業関係試験場」が5つ設置されており、
「果樹試験場」はそのうちの1つである。
(他には、
 「農業試験場」、「野菜花き試験場」、「畜産試験場」、「南信農業試験場」がある)

「果樹試験場」は、長野県の須坂市にある。
年間の降水量は994mm、日照時間は合計して1981時間と、
雨が少なく、太陽の光がたっぷりと注ぐ場所となっている。

このような気候は果物の栽培に向いているとされ、
県の主要品目であるりんごを始め、ぶどう、もも、あんず、プルーン等の
果樹の新品種開発に取り組んでいる。

それだけではなく、
環境に優しい作物の開発、
農業にかかる作業時間の削減や作業の安定化、低コスト化、
地球温暖化にも負けない品種の育成といった、
幅広い分野の研究も行われている。

さまざま生まれる新品種

果樹試験場では、ブドウはもちろんだが、それ以外にも新品種が開発されている。

長野県と言ったら、「リンゴ」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか?
果樹試験場では、昭和45年からリンゴの品種改良が行われており、
開発された代表的な品種として、「シナノスイート」や「シナノゴールド」がある。
どの品種も長く愛されており、長野県の魅力を高めてくれている。

そして忘れてはならないのが、姿形、美味しさ様々なぶどうだ。
2004年に品種登録された、
濃い紫で大粒、種無しで皮まで食べられる「ナガノパープル」。

2019年に品種登録された、深紅色で少し細長い実、
種無しで皮まで食べられる、甘みの強い「クイーンルージュ」。
(クイーンルージュは商標名であり、品種登録名は「長果G11」である)

特にクイーンルージュは、長野県の「知的財産物」と目され、
県オリジナルブランドとして、栽培と流通に力を入れている。

未来につながる農業を

昨今、地球温暖化や気候変動、農業従事者の高齢化といった、
不安になるニュースが多い。
これからも私達の豊かで平和な生活を守っていくために、
温暖化に負けない作物の研究や、それにかかる作業の低コスト化は必要だ。

「長野県果樹試験場」の取り組みを応援するとともに、
今後もその働きに注目していきたい。

私達「Hoshina Farm」では、
シャインマスカット、ナガノパープル、クイーンルージュといった、
信州長野の素晴らしい気候で育ったぶどう達を、毎年生産しています。

手間ひまかけたぶどうは、美味しさ抜群!
昨年は、東京や離島からの注文もあり、大好評でした。
旬まであと少し、どうか期待に胸を膨らませながらお待ち下さい。

ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
ぶどうに関する事柄を、これからも発信し続けたいです

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