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シャインマスカットは光合成で、美味しくなって

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シャインマスカットは光合成で、美味しくなって

太陽を浴びると、なんだか元気になる。
そんな気持ちを味わった人は多いのではないだろうか?
実は、それは人間だけに留まる話ではない。
植物……シャインマスカットやナガノパープルを始めとした
ブドウだってそうなのだ。

太陽の光を浴びると、植物は光合成を行う。
すると、植物はぐんぐん成長し、ブドウであればその「実」は甘く美味しくなっていく。
果物に光合成は欠かせないものなのだ。

光合成の仕組み

そもそも、「光合成」とはなんだろう?
簡単に言ってしまえば、
「植物が太陽の光エネルギーを取り込んで、酸素や糖類を生み出す反応」だ。
なんと驚くべきことに、地球上の酸素と有機物(糖類やでんぷん)のほとんどが、
光合成によって作り出されたものなのである。

実は、光合成は二種類の反応に分けることができる。
「光エネルギーを利用して、酸素を生み出す反応」。
「酸素を生み出す過程に反応し、糖類を生み出す反応」の二つだ。
それぞれの反応が合わさることで、光合成は力を発揮している。

この時に生み出された糖類は、「でんぷん」や「ショ糖」、「果糖」といったもので、
夜の間に植物の体内を移動し、根っこや果実に集められる。
光合成の際、植物の成長に必要なタンパク質や窒素も作られているので、
植物はこれを利用し、大きくなっていく。

だからこそ、太陽の光をいっぱいに浴びたシャインマスカットやナガノパープルは
すくすく育ち、実った果実は抜群に甘いのだ。

光合成の歴史

甘みのもととなる糖類と、人間の生存に必要不可欠な「酸素」を生み出してくれる光合成。
なんと素晴らしいものだろう。
だが、光合成は「地球に始めからあったものではない」ということが、
近年の研究でわかっている。

光合成が生まれたのは、地球が出来てから「約25億年前」と考えられている。
その前の地球は、荒野と海が広がるばかりで、
原始的な生き物……海の栄養を取り込んで生きる、
バクテリアのようなものしかいなかった。
そんな海の中に、いくつか新しい生物が産まれ始めた。

生物は太陽の光を浴びて、生命活動のエネルギーを得ようとしたが、
彼らが作り出した仕組みは未熟で、十分なエネルギーを生み出すことができなかった。
上で説明した2つの光合成の仕組みのうち、
新しい生物達は、それぞれ片方ずつしか持っていなかったのだ。

ある時、生物同士の捕食が起きる。
本来であれば、食べられた方は消化され、無くなってしまうはずだったのだが……。
驚くべきことに、食べられた方がそのまま体内に残り、食べた方と「共生」を始めた。

共生が始まったことで、生物は太陽の光をエネルギーとし、
酸素や糖類を生み出せる仕組みを得た。
未熟であった仕組みを互いに補う共生により、「光合成」が完成したのだ。

やがて、光合成の仕組みを得た生物は、地球を酸素で満たし、
環境を変え、地上に進出するほどまでに進化した。
これらが今で言う「植物」であり、私達がよく知るブドウの木のご先祖にもなった。

光合成は、数億年前から続く壮大な歴史を持っているのだ。
私達は、植物や花、果樹を通して、その長い歴史に触れている。

お日様を浴びたシャインマスカットの元気エネルギーを、体に取り入れよう!

植物達は今日も、太陽の光を浴びて元気いっぱいに育っている。
光合成によって作り出された甘味を、果実に蓄えてくれている。
そして光合成には、何億年という歴史がある。

私達が何気なく食べているブドウの一粒には、
元気と歴史がいっぱいに詰まっているというわけだ。
様々な果物、シャインマスカットやナガノパープルを食べて、
ぜひその恵みを体に取り入れてほしい。

私達「Hoshina Farm」では、
シャインマスカット、ナガノパープル、クイーンルージュといった
ブドウを育てています。

新しく迎えた苗木も順調に大きくなっており、
今年、来年の収穫も期待できる次第です。

ブドウのシーズンとなった際には、朝採れ新鮮なものを箱詰め、
東京、離島を問わずお届けします。
ぜひご注文のほど、ご検討ください。

ここまでこのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
ブドウに関わる情報を、これからも発信していきたいです。

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