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Hoshina farmから季節のお便り 4月編

目次

すっかり暖かくなりました

曇りがちの空も青く澄み渡るようになり、暖かな日差しが降り注ぐようになった。
桜も満開を迎え、雨によって散り、枝先から新緑眩しい葉が次々と萌出し始める。
長い冬が終わり、長野へ春がやってきたのだ。
畑にも緑が増え、シャインマスカットを初めとしたぶどうの木々も順調に成長をしている。
今回は4月を迎えた「Hoshina farm」の様子をお伝えしよう。

畑に積もっていた雪も溶け、地面が乾き、新しい農作物の作付けも始まった。
一方ぶどうの木々はというと、冬の間の枝の剪定と土作りが終わり、次の段階、
春に必要な草取りと「祖皮剥ぎ」(そひはぎ)が行われている。

祖皮剥ぎ(そひはぎ)ってなに?

草取りは文字通り、雑草などを抜きぶどうの木に栄養が届くようにする作業。
では祖皮剥ぎ(そひはぎ)とは? この言葉は聞き馴染みがない人も多いだろう。

木というのは、年々成長を遂げ、その表面にごつごつとした樹皮をまとうようになる。
樹齢の長い桜の木などを思い浮かべてくだされば、イメージしやすいかもしれない。
それは粗皮(あらかわ)とも呼ばれ、木の表面を守りもするが、木と樹皮の間に隙間も
生むことになり、その間に害虫や病原菌などが潜むので、木々が元気をなくしてしまう。
また、寒さ厳しい冬のとき、粗皮の隙間に虫や病原菌が隠れて、越冬を助けてしまう原因にもなっている。

それらを防ぐのが祖皮剥ぎ(そひはぎ)だ。
専用の刃物や時には高圧洗浄機を使い、木の表面を覆う粗皮を剥がしていく。
その後、農薬などで殺菌することで、ぶどうの果樹は健やかに成長をしていくのだ。

ぶどうを苦しめる虫や病気

ぶどうの木を狙う病害虫はたくさんいて、農家さんはいつも頭を悩ませている。
今回はその数例を紹介しよう。

ブドウトラカミキリは、その名の通りカミキリムシの仲間。
成虫が卵を枝に産み付けた後、内側で孵化。ぶどうの枝の中に隠れ潜み、内側を食べて
スカスカの状態にしてしまう。
被害を受けた箇所が膨らんだり、黒く変色したりするのが特徴。折れやすくもなる。
当然、そうなった枝は本来の力を発揮できず、枯れたりしてしまう。

ブドウスカシバは蛾の仲間。羽が透けているので「透かし」の名がついた。
黒色の胴体に黄色い線が入っているため、一見はハチにも見える。
これも上記のカミキリムシと同じく、幼虫が枝の中を食い荒らす。
カミキリムシと違う点は、枝の外側に独特の糞が出ることであり、茶色のゼリー状のものが
飛び出してくる。
被害を受けた枝は膨らみ、折れやすくなり、被害箇所によっては木全体が枯れてしまう。
早めの対処が肝心な害虫である。

次に、ぶどうの木を襲う病気について触れよう。
黒とう病はカビが引き起こす病気。葉や枝、身などに黒い斑点が現れ、症状が悪化すると葉に
穴が空いたり、しおれて枯れてしまうことになる。
実に発症した場合、熟さなくなる。
適切な量の農薬散布によって防ぐことが可能だが、近年は薬剤耐性を持つものも確認されており、
ぶどう農家に緊張が走っている。

べと病もカビによって引き起こされる病気だ。
これにぶどうの木が感染すると、黄色の斑点の発生から数日で白いカビがびっしりと生え、
葉の場合はしおれて枯れ落ち、実の場合は成長が止まったり裂けたりしてしまう。

病害虫の多くは、上で述べたとおり越冬を行う。
だからこそ、発生・発病予防のための春の祖皮剥ぎ(そひはぎ)と殺菌が大切なのである。

これからも続いていくぶどうへのお世話

冬の間は剪定と土作りを行い、春は草取り、祖皮剥ぎと殺菌を行った。
季節が進むにつれ、また問題も出てくるだろう。それでも私達は、困難を乗り越え、
今年も美味しいぶどうを皆様に届けるため、頑張っていきたいと考えている。

「Hoshina farm」では、シャインマスカット、ナガノパープル、クイーンルージュといった
3品種と、様々な農作物を育てています。
去年はシャインマスカットが特に豊作であり、甘味も強く、東京を始めとした全国に配送し、
大変喜んでいただけました。
今年も、例年通りの、いや例年以上のクオリティーのシャインマスカットをお届けしたいと思っています。
これからも信州長野の土地で、真心込めた農作物づくりに取り組んでいきたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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