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糖度は美味しさのバロメーター

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信州にも春がやってきました

季節は春になり、暖かい日が続いております。
桜前線も南から日本列島を覆い、春爛漫といった感じです。
東京を始めとした、全国の方々、コロナ禍ですが季節のお便りは楽しめましたでしょうか?
あれやこれやしていると、すぐにシャインマスカットのシーズンを迎えます。
時が経つのはあっという間ですね。

シャインマスカットの選び方

さて、シャインマスカットは、まだまだ歴史の浅い果物で、世間に出てから10数年になる。
見た目のきらびやかさと芳醇な甘みで一躍フルーツ界のエースストライカーとなった。
シャインマスカットは、長野県をはじめとした生産者にとって、まさに希望の星なのである。

シャインマスカットと一口に言っても、人により好みが分かれる。
とにかく甘いものが好きな人がいたり、いやいや私はさっぱりした口当たりの良さが良いと言う人がいたり。
シャインマスカットの好みに関しては千差万別だ。
ここでは、人それぞれの好みに応じての選び方、見分け方について綴っていきたい。

甘さは、見た目に現れる?

マスカット

シャインマスカットが甘いか否かは、果実の色味で分かるとされている。
一見、キレイで緑鮮やかな粒が甘いと思われがちだが、実は黄色がちな粒のほうが糖度は高いのである。
シャインマスカットは食べる宝石とも呼ばれているが、エメラルドグリーンの色よりも、
黄金色に輝く粒のほうが甘味は強い。
シャインマスカットをはじめとしたぶどうは、バナナやりんごなどの果物とは違い、
収穫してから追熟することがない。
そのため、店頭でシャインマスカットを選ぶ際は、見た目の色合いを見るのが良いだろう。
より緑が鮮やかなシャインマスカットは糖度16度前後で、フレッシュな香りが特徴で、
さっぱりした味わいが好みの方におすすめである。
黄金色に近くなってくると、その甘味はより濃くなっていき、糖度も19度程になる。
このくらいになると、香りは弱くなるが濃厚で、蜜のような甘みが特徴の完熟スイーツといった具合になり、
甘党の方にはこの上ないごちそうになることだろう。
ここで付け加えておくと、先述したとおりシャインマスカットは追熟することがない。そのため
黄色味が強くなったとしても鮮度が落ちているわけではないので、ご安心を。

傷? 汚れ? いやいや……

黒糖と白砂糖

私達HoshinaFarmで販売しているシャインマスカットは贈答用のため、お客様の元に届くことはほぼないと思うが、
シャインマスカットの表面にはときどき、茶色いシミや傷のようなものが見られることがある。
実はこれは、傷でも汚れでもなく、糖分の塊なのだ。
この茶色いシミがあることにより、シャインマスカットの甘さが保証される。
バナナに見られる、シュガースポット(黒い斑点)のようなものである。
このようなところも、シャインマスカットを目利きするときには重要な要素なのである。
皆様も、店頭にてシャインマスカットを選ぶ際には、これらの点を参考に選んでみてはいかがだろうか?

まとめ

ここまでいくつかシャインマスカットの『糖度』を目で見て判断できる特徴を何点か紹介してまいりましたが、
いかがでしたか。
これまで上げた点が、確実にすべてのシャインマスカットに当てはまるとは限りませんが、
お客様好みのシャインマスカットを選ぶ、一つの基準として役立てていただけたら
とても嬉しいです。

本格的な収穫シーズンに向け、私達HoshinaFarmではシャインマスカットの生産に取り組んでおります。
ぜひ今年も、信州の旬の味覚を召し上がっていただきたいと思います。
ここまで本ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

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