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クイーンルージュはシャインマスカットの子ども?!

目次

二つの品種の意外な関係!

「クイーンルージュ」。それはぶどう界の新星。
長野で開発、2019年に登録された新品種だ。
ルビーのような赤い表皮をまとっているが、その内側の実は真っ白。
「マスカット香」と言われる爽やかな香りと、甘みの強い果汁を持っている。
出荷も、2021年に始まったばかりだ。

実は、いま長野県で栽培数を伸ばしているシャインマスカットと
新品種クイーンルージュには深い関係がある。ご存知だっただろうか?
まずはシャインマスカットの歴史について触れながら、両品種の関係を紐解いていこう。

期待を背負って生まれたシャインマスカット

シャインマスカットは山梨や長野で数多く栽培されているが、その生まれは広島県だ。
農林水産省が所管している「農業・食品産業技術総合研究機構」(略称は「農研機構」)が、
皮が薄くて食べやすく、大粒で種無し、素晴らしい香りを持ち、
病気や実割れにも強く、日本特有の雨が多い気候にも適応する品種を求めて開発した。

まず、糖度が強く、粒の大きいアメリカぶどうと「マスカット・オブ・アレキサンドリア」が
かけ合わされ、「ブドウ安芸津21号」が作られた。
ブドウ安芸津21号は次に、品質は良いが表皮に汚れ目立ってしまっていた「白南」と
かけ合わされた。
その結果生まれたのが、今までの品種の弱点を克服した「シャインマスカット」だ。
この品種改良には20年近くの時間がかけられた。

その後全国で栽培試験を行い、2006年、品種登録がされ、出荷が始まった。
食べやすさと香り、味の良さでシャインマスカットは人気を集め、年々作付面積を増やしている。
そして、その素晴らしいシャインマスカットを雛形に、新しい品種の開発も進められていた。
それが「クイーンルージュ」である。

その子どもに当たるクイーンルージュ

赤く、ちょっと細長い卵型をした大きな実を持ち、今世間の注目が集まっているのが
「クイーンルージュ」だ。
日本だとこう呼ばれているが、海外で販売される際には 「妃紅提」(ひこうてい)
の名前で呼ばれている。

この品種は長野生まれだ。
丸い実を持つシャインマスカットと、実が細長い「ユニコーン」をかけ合わせて
作られた品種で、2008年に「長野県果樹試験場」が開発した。
その後、品種登録の出願や商標名の決定などが行われ、2019年にめでたく
品種登録された。非常に新しいぶどうだ。

親であるシャインマスカットと同じく種無しぶどうで、皮は薄く食べやすい。
香りも豊かで、糖度は高く、時にはシャインマスカットを超える20度すら
記録したことがあるほど。

現在このぶどうは、長野県でのみ栽培が許可されている。
流通量も少なく、非常に希少な、珍しいぶどうとなっている。

シャインマスカットから広がるぶどうの輪

日本はぶどうの品種開発が非常に盛んな国だ。
時代を代表する品種となったシャインマスカットに続けと、日夜研究が進められている。
シャインマスカットを親とした新品種は10を超え、まだまだ増えている最中だ。
これからも私達を魅了する、素晴らしいぶどうが次々と現れてくるだろう。
シャインマスカットからぶどうの輪が広がっていくのだ。

ぶどう界の明るい未来

海外では長きに渡りワイン用のぶどうが育てられてきたが、近年では生食用の
ぶどうも人気を集め始めている。
日本独自の品種、シャインマスカット、ピオーネ(紫色で大粒)なども
海外で高く評価され、日本からの輸出量を大きく増やしている形だ。

また、ぶどうに含まれる栄養成分にも注目されるようになり、
「ナガノパープル」を血圧の上昇を抑える力を持つとして「特定機能表示食品」
と表示できるよう、その許可願いが消費者庁に届け出されている。

私達「HoshinaFarm」では、日本のぶどう界を変えたシャインマスカット、
希少な新品種クイーンルージュに、栄養素たっぷりのナガノパープルを加えた
三品種を育てています。
信州の澄んだ空気の中で育ったぶどうは風味豊かで、東京を始めとした
日本全国のお客様に喜ばれています。
2022年も、皆様の元へお届けできれば幸いです。

ブログを最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
信州の豊かな風土のもと、これからも情報発信を続けていく次第です。

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