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Hoshina Farmから季節のお便り 3月編

目次

季節とぶどうの便り

朝晩の冷え込みもようやく緩み、道端に積まれた雪が溶けて消えていくのを見ると、
長野にもようやく「春が来たんだなぁ」という気持ちになります。
標高3000m級の山々はまだ白いですが、畑からは小さな緑が萌出しました。
街路樹にとまる鳥の鳴き声もどこか嬉しそう。桜はまだ遠いですが開花の季節が楽しみになってきます。
今回はそんな春の長野から、季節の便りをお送りします。

水と風と土が綺麗な場所で、シャインマスカットをはじめとしたぶどうの果樹は育っています。
土地柄ということもあってか寒暖差は激しく、特に冬の寒さは厳しいですが、
この過酷な環境が美味しいぶどうを作る、という側面もあります。

今回は、冬の間何を行なっていたか、ぶどうの育成状況はどうか、など、
私達の取り組みをまとめてみました!

ぶどう作りは何年も手間ひまかけて

冬の間にも、夏と秋の収穫に向けたシャインマスカット作りはもう始まっています。
私達が果樹に対して行なっていたことは、主に「剪定」と「土壌作り」となります。

 「剪定」とは、木の形を整え収穫量を増やすため、余分な枝を切ったりすること。 
特にシャインマスカットは剪定の影響を受けやすく、作業の結果によって、
実るぶどうの数すら変わってしまうこともあります。

通年を通して様々な作業をしますが、冬の時期に行う剪定も、一年の収穫の結果を左右しますので油断できません。
なぜ冬に剪定するのかというと、
「葉が落ちていて、どの枝を切るべきか残すべきか、判断しやすいから」というのが、
多くの農家さんにとっての理由だそうです。
余分な枝を落とすことで、花の咲く数が増えたり、実の大きさや熟し具合、甘みも変わってくるんですよ。
 
私達のファームでは、ぶどうの背丈は収穫しやすい高さ(人の身長ほど)に揃えてります。
また、剪定後は切り口から細菌が侵入しないよう、殺菌剤も欠かさず塗布しています。

細やかな剪定のおかげで、毎年沢山のシャインマスカットが実ります。
そして農場には、背丈も幅も様々な樹齢の木があります。この木々の成長も楽しみですね。

土こそすべての源

「土壌作り」も、美味しいシャインマスカットを育てるために必要なことです。
果樹というのは、窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど、
実をつけたり成長の過程で多くのミネラルを必要とする生き物。その数は15種類以上とも言われています。
植物の成長には「窒素やリン、カリウムが必要」だと、理科の授業で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

果樹は動物のように餌を求めて動いたり、口から食べたりすることができませんから、
人間が世話をしてミネラルをあげる必要があります。

そのため本ファームでは、栄養満点の「堆肥」を与えています。
主に腐葉土を原料としたふかふかの堆肥を、木の周り2mほどに撒いてあげる事によって、
木に豊富な栄養を届けます。地上に出てしまった根を寒さから守る作用もあります。
ミネラルをしっかり蓄える力も腐葉土にはあるので、果樹の成長を長い間助けてくれます。

腐葉土は、落ち葉や枝などを発酵(菌類にそれらを分解して細かくしてもらうこと、様々な副産物が発生)
させることで作られた、植物由来の肥料。
ごみになるはずだった枯れ葉や枝から作られているので、とってもエコ。
作るのに必要なのも時間と手間だけという、地球にとっても優しい存在です。
最近では、家庭で腐葉土を作れる簡単なキットも販売されています。

冬の取り組みを振り返って

「ぶどう作りは冬の時期からすでに始まっています。
「剪定」に「土壌作り」。
寒さ厳しい冬に行われる、専門の知識が求められる細やかな世話が、
今年の夏と秋の豊作への第一歩となっているのです。

シャインマスカットを始めとするぶどう品種、その他の農作物の魅力を更に皆様へ伝えるためにも、
これからも農作業での取り組みの発信を、ブログで努めていきたいと思います。
北海道、沖縄、東京といった長野から遠く離れた場所の方にも、このブログが知られるようになったのなら、
これ以上に嬉しいことはありません。

シャインマスカットの果樹の成長と、秋に待つ収穫への期待に胸を膨らませながら、
今回はこのあたりで筆を置きたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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