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シャインマスカットは環境にいい作物。捨てるところなくフル活用できる!

目次

サスティナブルとは?

サスティナブル(Sustainable)とは……何だろう?
最近テレビやネットなどでよく目にする、サスティナブルとは、「持続可能な」という意味らしい。
具体的には、地球の環境を壊すことなく、今ある資源を使いすぎることのないように次の世代へ繋げていこう!という感じ……。
地球環境……なんだか壮大なテーマだなぁ、リサイクルやエコなどは昔から私達の生活に馴染んでいるけど、
色々な情報を見てみると、国連が提唱していたりと、やっぱり普段の生活よりも敷居が高い印象を受けました。

私達「HoshinaFarm」でも、何かできることはないか?と考えたところ、
私達もすでにサスティナブルな生活をしていることに気づきました。

前置きが長くなりましたが、以下では「HoshinaFarm」でのサスティナブルな活動の様子を紹介します。

サスティナブルとシャインマスカット

シャインマスカット畑

私達HoshinaFarmでは、シャインマスカットを栽培しています。
シャインマスカットは、種がなく皮まで食べられるため、捨てるところがほとんどありません。
環境に優しい作物です。

どうして、シャインマスカットには種がないの?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
花が満開になった房を、植物ホルモンの一種である「ジベレリン」という液体に浸すと、種ができなくなるのです。
本来は受粉をすることで、果実の中に種ができます。

しかし、ジベレリンをつけると受粉の必要性がなくなり、その結果、本来できるはずの種もできなくなります。
また、市販されているシャインマスカットの中には、皮が硬めのものがあります。
これは、栽培しているときの水分量の調節が原因でできたものといえます。
水を少なくしすぎると味は濃厚になりますがその分皮が硬くなり、
逆に水分を多くしすぎると味が薄くなってしまうのだそうです。
これが、シャインマスカットの栽培を難しくしているポイントのひとつなんだとか。
皮が固くなっているものは、そのまま食べてしまっても健康に害はありません。

たまに、粒に茶色いシミのようなものや白い粉が付着していることもありますが、これも大丈夫。
茶色いシミのようなものは「かすり症」というもので、生育途中のカルシウム不足が原因で起こるものです。
よく熟したシャインマスカットに発生するので、シャインマスカットファンの間では、
熟したシャインマスカットを見分けるサインとされているそうです。

白い粉は「ブルーム」という物質で、果実を乾燥から守る効果があるといわれています。

シャインマスカットの副産物:つる

リース

他にも、HoshinaFarmでは、シャインマスカットの生産過程で出たものを再利用する取り組みをはじめました。
12月〜2月にかけて、シャインマスカットの木を剪定しました。

シャインマスカットをはじめとしたぶどうは、つる性植物と呼ばれ巻き付くようにして成長します。
必要な枝だけ残して栄養を効率よく供給できるようにするため、1〜3個ほど芽を残して切るのですが、
そのときにつる状の枝も切り取ります。

こうして採取してきたシャインマスカットのつるを使用し、Hoshina Farmでは昨年の12月にリースを作りました。
作り方としては、つるをよく伸ばししなりをきかせて、徐々に徐々に力を入れてつるを巻きつけていきを
繰り返していきます。ここで力を入れすぎるとつるが途中で折れてしまい、つるがダメになってしまいます。
力加減が特に難しかったですね。根気のいる作業です。

中には職人のように見事なリースを作り上げた方もいて、心なしかつる達も満足気でした。

まとめ

このようなところからも、シャインマスカットは無駄のないサスティナブルな作物なのだなぁ、と感じております。

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